家計を考える

2021年7月の家計簿を公開!コロナ禍での夏休みと在宅ワークの不協和音

2021年8月に入りましたので、7月末の家計運営報告をします!

収入は非開示としていますが、支出の詳細と資産/負債を公開します。
育児中の家計簿ブロガーがどのような視点で考え、どのように運営しているかを記載し、皆さんの家計改善に参考になる情報が少しでもあればと考えています。

前半は筆者の運営ポリシーや家計運営方法を記載しておりますので、結果だけ見られたい方は目次から飛んでいただければと思います。

基本情報

家計属性

家計は居住地や家族構成、持家やマイカーで大きく異なるため、筆者の基本情報をお伝えします。

年齢 30代
職業 筆者:会社員
妻:専業主婦
居住地域 関東地方(首都圏)
家族構成 5人家族(子供は9y5y3y)
家・車 家:賃貸住まい(3LDK)
車:1台所持(トヨタ:シエンタ)

家計運営ポリシー

筆者は、家計運営にあたり以下3点のポリシーを掲げています。

・教育費1人あたり500万円、1,500万円を貯金

・2027年に純資産3,000万円(資産ー負債)

・貯金しつつ飛行機を使う旅行を年に1回実施

上記の子供1人あたりの貯金500万円は、統計上、私立大学(文系)へ4年間通わせるために必要な金額(入学金/4年分の学費/定期代)です。また、2027年は上の子が中学3年生、高校受験にさしかかる時期です。

筆者の想定としては、子供が大きくなるに連れ食費・衣服・部活・塾等の費用が膨らむため、高校生以上になると貯金する余裕がなくなると考えています。受験期には講習、受験費用、入学費等の出費が重なるため、子供が15歳になると家計はかなり厳しくなると予想し、それまでに学費と生活資金に余裕を持たせたいと考えています。

また、節約ばかりに拘らず、大切な思い出、経験作りとしての飛行機旅行を年に1回予定しています。つまり、「守りながら攻める」のが我が家の家計スタイルです。

貯金の大まかな考え方は、以下の3点を心掛けています。

ボーナスや子供手当は原則全額貯蓄

楽天経済圏を活用し変動費を節約

マイルやホテルポイントで旅費を節約

家計管理方法

家計については筆者が管理しています。食費などの生活費を妻あてに定額で振り込み、やりくりしてもらっています。このタイプは、家計全体の把握が難しいという課題となりますが、妻の支出も家計簿アプリである「マネーフォワードME」のカバー対象にして管理していますので、自動で支出が管理できています。

マネーフォワードの管理口座数

筆者はキャッシュレス派です。ポイント還元を多く受けるために、クレジットカード、電子マネーを多数分散させています。基本的にキャッシュは持ちません。
また、子供の習い事などで地銀の口座を指定されるなど、子育てする上で止む無い事情により銀行口座も持っています。結果的に、銀行口座を9つに分けて管理しています。

マネーフォワードMEではプレミアムサービス(月額500円)を使用していますが、主に以下の理由で有料にしています。

・管理可能口座数が10以上(計30系統)
・楽天ポイントの期限管理(他ポイントも)
・クレジットカードの引落日、引落額、残高不足額の把握

資金決済手段は「ソニー銀行」

家計簿アプリでは、データ管理のみで資金移動ができません。試行錯誤した結果、ソニー銀行で決済を補うことが最も効果的と考えています

筆者は、ソニー銀行のステータスを上げることで各口座への振込が毎月11回まで無料という驚異的な優遇を受けています。(プラチナランクステータスです)

下図は、筆者が管理する口座を大まかに分けたものです。左がイメージ、右が各口座の具体的な用途です。

「法人設立用」口座は、貯金が貯まったら不動産管理法人を作る予定なので、地元の信金でクレジットヒストリーを積み、3年後に設立する予定です。

管理する口座・ポイント系統は下記30系統です。

銀行/証券口座:9口座
クレジットカード:9枚
電子マネー・ポイント:12系統

7月の支出実績と予算比

支出総額

7月の支出総額は705,518円でした!

内訳(予算)は以下の通りです。

変動費 281,371円(18.5万円)
固定費 224,097円(23.1万円)
特別費 200,050円(15万円)

変動費が予算比大幅超過です。。原因は、子供の夏休みと在宅ワークのバッティングです。ママが仕事の邪魔をしないようにほぼ毎日、子供をショッピングセンターへ連れて行ったため、外食費、お惣菜費が跳ね上がりました。。
特別費については、後述する特別費でランドセルの購入と、こどもチャレンジの年会費、SPGカードの年会費が重なったこともあります。

変動費(予算)

食費183,050円(14万円)

我が家は下の子がマルチアレルギー(乳・卵)のため、食費が多くなりがちです。一般的な水準よりは高いですが、ふるさと納税等で節約を心掛けています。
7月に届いたふるさと納税返戻品は以下の通りです。(金額は返戻率30%として計上)

ミニトマト:1,800円分
黒毛和牛:3,000円分
マンゴー:3,600円分

また、食費の管理がザルにならないよう、家計簿アプリでカテゴリを細分化しています。アプリの便利な所は、ここまで細かい設定をしても自動でデータを入れてくれる所ですね。ちょっとやり過ぎかも知れませんが。。

日用品33,560円(1万円)

日用品はドラッグストアでの買い物がメインです。

ふるさと納税でおむつ(4,500円分)を受け取ったため、若干の節約にはなりましたが、夏用のラグを購入したり、洗濯物のハンガーを買い替えたりと出費が重なりました。

書籍 7,799円(5,000円)

本は、月あたり5,000円~10,000円と比較的多めです。できることとして、メルカリを活用し、中古価格が高い本は新刊で購入、読了後にメルカリで売却、中古価格が半値以下の本は、メルカリで購入し読了後売却しています。すると、手数料と送料込みでも400円程度で読めてしまうので、結構おすすめです。

衣服36,939円(15,000円)

衣服はGU、ユニクロメインです。夏服のまとめ買いをしたことと、鬼滅の刃コラボ商品があったことから大幅に予算を超過しました。

健康・美容 10,338円(5,000円)

健康・美容は主にサプリメントや化粧品です。予算はオーバーしましたが、還元率の高い楽天スーパーセールで化粧品をまとめ買いするとかなり節約できます。7月は25%のポイント還元とサプリメントをプレゼントしてもらいました。

交通費9,685円(10,000円)

ガソリン費4,225円、電車を含む交通費5,460円でした。コロナで県を跨ぐ旅行をしなかったことで、低めに抑えられました。

固定費(予算)

家賃 133,000円(133,000円)

駐車場込みの家賃です。2年更新なので、今年の10月に更新タイミングがやってきます。賃貸住まいだとこのあたりもデメリットとなりますね。

保険 16,800円(15,000円)

自動車保険、パパとママの保険の3種類です。会社の福利厚生の規定を見直すと、もしもの時も子供が自立する年齢まで支給を受けられることを発見し、断捨離しました。民間の保険に自分で入っている人は、まずは会社の福利厚生(健康保険など)を確認すると良いです。

習い事 34,490円(32,000円)

長女と次女の合計です。2人目が来年小学生になるため、増加傾向にあります。
以下は子供の習い事一覧です。

1人目(9歳):水泳、塾、こどもチャレンジ
2人目(5歳):水泳、ダンス
3人目(3歳):なし

水光熱費 16,335円(28,000円)

水道費を1万円見込んでいますが、偶数月にまとめて請求されるため予算比少なめです。電気代は6月まで楽天でんきを使い、7月決済分は楽天ポイントを1,785円分使いました。オール電化のマンションですが、20%程度削減できています。

また、7月にソフトバンクでんきに切り替えたため、8月の電気代は0円となります。しかも、ポイントサイトでの案件であったため、マイルに変換し約53,000円分(1マイル8円換算)を獲得しました。

通信 20,262円(20,000円)

携帯:15,342円、光回線:4,920円です。現在は妻の意向によりキャリア携帯を使っていますが、今後はパパだけ楽天Mobileへ切替える予定です。

他、サブスクサービスで3,210円の支出がありました。

特別費

7月は大量の特別費が重なり、大きな出費となりました。ある程度は予測していましたが、予想以上の金額で心が乱れてしまいました。特別費の悪い所は、節約する気持ちに大きなダメージを与える事ですね。年払いから月払いにしようか本気で考えたいと思います。

【7月の特別費】
・次女のランドセル:83,000円
・チャレンジ年会費:48,800円
・SPGカード年会費:34,100円
・無印良品のソファ:12,800円
・ブルーベリー狩り他:12,650円
・お中元:8,700円他

今後の特別費を予測

特別費は将来の予測をどれだけ事前に把握しているかがポイントとなります。我が家は次回ボーナスの12月までの支出として以下を予測しています。

・家賃更新:140,000(保険更新料込み)
・電子レンジ買替え:53,000円
・ママの誕生日プレゼント:10,000円
・クリスマスプレゼント:20,000円(3人分)

特別費は、慶弔以外は予測可能です。予測ができれば、大型出費にも動揺することなく安定した状態で構えることができますので、まずは近い将来の支出を予測しておきましょう。

資産負債(B/S)部門

資産総額

続いて資産額です。

7月の資産総額は~

15,905,475円

1600万円を下回りました。内訳は以下の通りです。

・預金     9,912,286円
・DC    1,906,812円
・ETF    1,372,635円
・学資保険  2,700,000円
・投資信託    13,742円

6月は運用が好調でしたが、7月はややもみ合いました。運用益はあまり期待していませんが、暴落があった時にすかさず1,000万円を投入できるように準備はしています。

負債総額

負債総額は~

▲588,764円

前月よりも結構増えてます。ランドセル、その他の特別費をクレジットカードで決済し、かつマイナポイント申請で6万円分の電子マネーチャージを行ったためです。

ポイ活による「第2の資産」

筆者は日常の変動費や旅行、宿泊費用を賄うため、楽天ポイント、航空系マイル(ANAマイル)、Marriott Bonvoyのポイントをメインで貯めています。年間300万円の貯蓄は、このポイ活が機能してるからこそ実現できている、というのが本音です。

年間300万円を貯蓄するカギとなる記事はこちら

楽天ポイント

筆者はボーナス期(6月、12月)に決済を集中させ、楽天SPU×楽天お買い物マラソン×楽天ふるさと納税で多くのポイントを獲得していますので、7月は低調で、獲得ポイントは187p分でした。(2020年度実績は10万ポイント超です)

旅費の積立

筆者は旅費の積立として、ANAマイルとMarriott系列のホテルポイント(以下マリオットポイント)を積み立ています。7月末時点でのポイント保有状況をご紹介します。

ANAマイル

91,434マイル

前月比+30マイルと微増です。ポイントサイトのポイント交換をしていなかっただけですが、ハワイへのエコノミークラス往復を2人分賄えるレベルです。5人家族ではまだ足りませんが、実は、下記のMarriott Bonvoyポイントはマイルに交換することもできるため、75,000マイルほどのストックを持っています

Marriott Bonvoyポイント

214,758ポイント
(+2泊分無料宿泊特典)


前月比+2,418p
と順調な積み上がりです。子供がディズニーランド好きということもあり、毎年隣接のホテルに泊まれるようSPGカードを保持しています。

カテゴリー5(ex.シェラトングランデトーキョーベイ)のホテル(レギュラーシーズン)なら合計4泊(+2泊分)無料で泊まれる状態です。

マイルに交換することも可能ですが、ホテル利用として2022年のハワイ旅行のホテル代をタダにする予定です!

まとめ

他人の家計簿は、参考にはなりますがアテにはできません。価値観は人それぞれだからです。

筆者の価値観は、「節約しながらも旅行は楽しみたい!」であり、節約しつつ旅行系の費用をポイントやマイルの積み立てで賄っています。

みなさんは、どのような価値観を持っているのでしょうか?そのために、大切なお金と時間をどう使いますか?

長続きする節約とは、貯蓄とは、その人、その家庭の価値観に合致したものでなければ続きません。まずは家計の流れを記録し、自らの価値観に照らした上で支出を見直してみてください。そして、価値観を補完するためにポイント等の補助ツールを使うことをおすすめします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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