ふるさと納税、実質2,000円の負担で各地域の特産品がいただけるお得な制度。筆者は2016年から5年間、延べ106万円の寄付実績があります。子持ち家庭向きではありますが、私がやってしまった失敗談と、それを踏まえたおすすめの返礼品10選をお伝えします。
数々の失敗から学んだ、おすすめしない返礼品
ふるさと納税は、勢いに任せて寄付をしてしまうと「こんなはずではなかった」という事もあります。私が勇んで寄付をしたのに「いまいちだった」と感じた返礼品をいくつかご紹介します。
おすすめしないもの
ティッシュペーパー、トイレットペーパー
生活必需品であるティッシュペーパーやトイレットペーパー。他のまとめサイトではおすすめの品として出てくることもありますが、唯一にして大きなデメリットがあります。それは「場所を取る」ことです。
例えば1万円の寄付で返戻率が30%とすると、3,000円分のトイレットペーパーが届きます。つまり、ドでかい段ボールが狭い(?)家に届くんです。確かにコスパはいいのですが、空間を激しく消耗します。広い倉庫があるか、広い家に住んでいるか、空間によほどの余裕がない限りおすすめはしません。
デカ盛り牛肉・豚肉
次は、量を売りにしている返礼品です。一見コスパが高いように思えてしまいますが、供給者の採算を考えてみましょう。経験測ですが、量を積み増すために脂身が多く、食べられない箇所が多い場合があります。ある自治体の返礼品がほぼ脂身だったことで炎上したことがありますが、供給者が消耗戦を強いられるような寄付はしない方が無難です。
野菜の定期便
最後は野菜の定期便です。手間がなく定期的に届くことはお手軽ではありますが、完全な日付指定ができません。また、一度に大量の野菜が届くため、冷蔵庫のキャパを使ってしまいます。
実用性やコスパは大切ですが、それ以外にも空間のキャパシティを食ってしまうものはなるべく避けましょう。
おすすめするもの10選
【食品部門】
いちご(あまおう、とちおとめ、さがほのか)
トップバッターはいちご。しかも、スーパーでは手を出すには勇気の要るものです。
いちごは、子供も大人も大好きな果物。そのまま食べても良し、スイーツに添えても良し。まさに万能です。また、いちごの旬は1月からなので、所得が確定する12月頃に寄付をするにはちょうどいいんです。ふるさと納税を初めて行う友人がいたら、まず最初にやるべきと伝えています。
ミニトマト
次点はミニトマト。ミニトマトは地味ですが、少額での寄付が可能、かつ味のバラつきが少ないので継続して寄付ができます。苦手な人も少なく、朝食、昼食、夕食の至る所で活躍できるため、ロスが非常に少ないです。
シャインマスカット
秋のフルーツ代表格。これも、良質なものを選ぶとスーパーでは手を出しづらいですね。我が家はいつも信州のマスカット。皮ごと食べられ、スッキリとした食感の中でも、存在感のある味わいです。お弁当だけでなく、食後のデザートや行楽のお弁当箱に入れるとテンション上がります。
完熟マンゴー
九州、宮崎の完熟マンゴー。ふるさと納税の寄付では贈答用で味もしつこくなく、苦手な子供(息子)も美味しくいただけたためランクイン。傷むのが比較的早い&きれいに剥くのが難しいですが、コツを掴むと楽しいです。きれいに剥くと結構盛り上がります。
四つ葉バター
ちょっと良いバター。食卓にバターは必需品で、グレードを上げると幸福度がグッと上がります。ふるさと納税の返礼品になっていることを奥さんが知り、ヘビーユーザーになっております。
干し芋
聞こえはとても地味だけど、保存期間が長く栄養もある干し芋。時間がない時でもエネルギーをチャージしやすく、子供のおやつにもなる干し芋は我が家の救世主です。
食品のふるさと納税は、美味しい返礼品が届くだけでなく、子供の地理感を養えます。例えば、夕張メロンがなぜ有名で、どんな歴史があったのかを、ふるさと納税をきっかけに学ぶことができます。特産品は地域に根差した歴史のあるものです。胃袋に入れるだけでなく、知恵袋にも入れて、学びの機会を作ることをおすすめします。
【日用品部門】
おむつ
子育てしている中で地味に家計を圧迫しているのがオムツ。Lサイズでも3袋きてコスパが高く、長期保存も可能です。やや空間を圧迫しますが、3歳くらいまでは消耗が激しいですよね。ただし、地味すぎてときめきを感じることは少ないので、食品などと合わせて寄付をすることがおすすめ
化粧品
FANCLやアスタリフトなど、大手化粧品メーカーの工場所在地で寄付が可能です。我が家ではFANCLを奥様に、アスタリフトは義母のプレゼントにしました。
包丁
岐阜県関市の包丁。奥様のリクエストを聞いた際に欲しいものランキング上位にあったもの。職人の包丁って、しっかりしてて切れやすい、まさに逸品です。
【その他】
アウトドアワゴン
白馬のワゴン。荷物はもちろん、子供もはしゃいで乗り込むワゴン。高額ですが、頼んで良かったな~と思えるアイテムです。アウトドアをしないけど、大きな公園へお弁当持っていくときはおすすめです。帰りは疲れた我が子が乗りますw
まとめ
ふるさと納税は単なる返礼品目的ではなく、地域活性化が目的です。寄付をきっかけに地方の気候や歴史、取り組みを学ぶことで日本各地を知り、活性化できる一役を担うことができるものでもあります。自分達が楽しむだけでなく、未来への投資にもなるように意識しましょう。