情報技術の発達。それはめまぐるしいもので、過去の常識を一切覆してしまいます。家計簿においても、ノートにメモしてエクセルで管理する従来の方法から、今ではAIでデータを自動収集、カテゴリ分けまでやってくれる凄い時代です。
この記事では、大手家計簿アプリのマネーフォワードMEの料金別使い勝手について記載しました。
こんな悩みを持っている方におすすめです。
家計簿アプリを使いたいけど、どんなサービスか分からない
無料版/有料版の違いが分からない
マネーフォワードMEってどんなもの?
1000万ダウンロードを誇る家計簿アプリです。
無料でもクオリティの高い家計簿を自動で作成できて、〇〇Payで高還元を受けるなど、キャッシュレスが主体になる中、家計をストレスなく把握できるツールですね。筆者はこのツールを使い、総資産は1,600万円を超えています(twitterで毎月晒してます)
有料版の料金はいくら?
有料版(プレミアムサービス)の料金はAndoidだと月額500円(iOSは少し異なります)
です。これを「高い」と見るか「安い」と見るかがポイントになります。
幸い有料会員でも、1か月の試用期間があるので、一度使って利便性を判断するのも良いかもしれません。
マネーフォワードMEの機能紹介(無料/有料)
無料/有料の大まかな違い
具体的な機能をご紹介する前に、無料と有料の違いを2つの軸で表現します。
家計収支のカバー率
無料なら工夫すれば90%を捕捉できる
有料ならもちろん100%を捕捉できる
資産管理や家計改善のアクション
無料では30%程度をカバー(私見です)
有料では99%程度をカバー(連携できないものを控除)
と雲泥の差があります。
ですから、月々の収支を把握するレベルであれば無料で十分、そこから1歩踏み出して、資産・負債の把握や、過去のデータから家計を改善するレベルを目指したい場合は有料がおすすめです。
ここから、具体的な機能の違いをご紹介します。
連携できる口座数
マネーフォワードでは、メガバンクや大手クレジットカード会社だけでなく、地銀やマイナーカード、電子マネーや証券口座などとも連携可能です。その数は驚異の2642!(2021年3月時点)
無料版では10口座まで登録可能なので、ある程度集約しておくことをおすすめします。イメージは①支出用の銀行口座②メインのクレジットカード③複数の電子マネーでしょうか。有料版では無制限ですので、複数の電子マネーや証券口座、iDeCoなど、口座に連携しましょう。
連携口座の一括更新機能と更新頻度
登録口座のアップデートは手動ですが、有料版では一括でアップデートしてくれます。また、更新頻度にも差があるため、日次で家計をチェックしたい人には無料版は少しストレスがかかるかなと考えます。
資産/負債の内訳・グラフ表示
次に、資産/負債のグラフです。ここについては、無慈悲にも無料版は一切触ることができません。有料版にすると、現金・証券・年金のようにカラーを分けて推移をグラフ化してくれます。一括でデータ更新をしてくれるため、iDeCoや投資信託を持ってる方は値動きチェックの手間がかなり省けます。
【イメージ図】
ポイント・マイルの有効期限表示
かゆい所に手が届くといったらこちら。登録しているポイントやマイルの有効期限を管理してくれます。これなら使い忘れがなくなり、結果として節約につながります。複数のポイントやマイルを管理したい方は、有料版がおすすめです。
カード引き落とし時の残高不足の通知
クレジットカード決済時に、引き落とし日と金額を教えてくれるだけでなく、いくら足りてないかをアラートしてくれる機能です。特に子供の習い事などの場合、指定の口座に入金しておかないと手間がかかってしまうケースが多いです。ここも、かゆい部分になるかなと思います。
有料会員の元は取れるの?
筆者は、2020年5月から無料会員から有料会員になりました。その理由は以下の2点です。
・過去に入会していたクレカの年会費を断捨離できた
・資産グラフが貯金のモチベーション維持に繋がった
家計簿アプリに月額500円、という数字は安いものではありません。ただし、家計の改善効果が500円以上あれば元は取れますね。みなさんが家計簿アプリを使って何がしたいのか、今一度考えていただければと思います。
まとめ
マネーフォワードは、家計の収支を管理するだけなら無料版でも十分。さらに「改善」まで持っていきたいなら有料(プレミアム)です。
大切なのは、記録自動化で現状把握をストレスなく行い、改善策を練り、実行することに集中しましょう。
給料が伸び難い現代において、家計を筋肉質にすることはきっと大きな意味があります。
まずは無料期間(1か月)を活用して有料会員の機能を使い、面白くなければ無料に切り替えることをおすすめします。
口座の登録方法や、家計改善の方法については別の記事で紹介します。