家計を考える

マイルは化ける?副業する前にマイルをすすめる3つの理由

家族旅行、最後に行ったのはいつでしょうか?子供の成長はあっという間で、煩わしい時もある一方、親に頼ってくれる今が華かな、とも感じています。
ただ、遠地への旅行は家計に甚大な影響を与えます。最近では副業ブームが到来し、新しく自分のスキルを育てる動きもありますが、どうやったら節約をしながら、旅行を楽しむことができるのでしょうか?
今回は、「お得に遠地へ飛行機旅行する方法」をテーマに記事を書いてみました。

こんな方におすすめです。

家族旅行の費用を考えると敬遠してしまう

マイルの存在は知っているが、貯める気がしない

筆者は2017年にマイルを貯め始め、勢いに任せて飛行機にも乗りまくり、ANAの上級会員資格を獲得しました。それからもマイルをコツコツ貯め、年に2回の帰省代約60万円を10万円まで抑えることができています。
そして2021年2月現在、ハワイのビジネスクラス(ハイシーズン)往復分を5人分賄うマイル(約35万マイル)を保持しています
マイル自体を知っている人は多くても「マイルの価値」をきちんと理解し、貯められている人は少ないのが現実です。この記事ではマイルの魅力だけでなく、マイルのデメリットや注意点もご紹介したいと思います。

マイルを貯めるメリット

1マイルは1円ではなく、10円にもなれる。

マイルは、区間によって必要数が異なります。そして、距離が遠いほど、座席のグレードを上げるほど、1マイルあたりの価値が上がります。

(例)ANAの区間別往復必要マイル数

東京-大阪間 12,000マイル
東京-沖縄間 18,000マイル
成田-ハワイ間
(エコノミー)
40,000マイル
成田-ハワイ間
(ビジネス)
60,000マイル

料金にバラつきがありますが、東京‐大阪往復は約2万円、羽田ーハワイのビジネスクラスは時間帯にも寄りますが、夏のレギュラーシーズンで約55万円です。(サーチャージ等は別途かかります)1マイルあたりの価値(マイル単価)は1.8円~9.1円と大きな幅がありますね。もし、100円で1マイルが貯まるとしたら還元率は2%~9%です。1%のクレカなんかよりよっぽど還元率が高い、ということがお分かりいただけましたでしょうか。

マイルは、ポイ活から貯められる

「陸(おか)マイラー」という言葉をご存知でしょうか?マイルは、飛行機に乗ったり、クレカを使う方法以外にも貯められます。それは、ポイントサイトと言われるページでアンケートやECサイトの決済で貯める「ポイ活」を2~3回、別のポイントに変換してマイルにするという方法です。(実際にはアンケートはおすすめしていません。イメージをもっていただくために記載しました)
交換レートの関係で1ポイント=1マイルにはならないものの、クレジットカード決済よりもよっぽど効果的であることには変わりません。

マイルは積立に向いている

デメリットとして扱われるのがマイルの必要最低ラインです。ローシーズンでも数千マイルは必要なので、クレカ決済が主体の人は継続が難しく敬遠されがちです。
しかし、旅行のような大型の特別費に対しては、その目的外の使途が不可能というのはメリットにもなります。旅行積立として別管理し、マイルをコツコツ貯める戦略は中長期で効果の高い戦略です。

また、たとえマイルを貯めきれなくても、マイルをポイントに換えることでパッケージツアーに充当することができます。その場合は1マイル=1円という交換価値ですが、0円にはならないため、ある程度報われる結果となります。

デメリット・注意点と対策

貯めるまでに時間がかかる

上述の通り、マイルを一定量貯めるまでは継続が必要です。家族分×ハワイ旅行であれば1年越しの壮大な取り組みになります。手探りでいきなり海外を目指すよりは、まずはマイルで沖縄や北海道などの国内旅行を目指してはいかがでしょうか。
ポイ活戦略では、月に1万~1万5,000マイルが貯まるため、半年あれば家族分も賄えます。自粛で遠出し難い状況だからこそ、マイルを貯めて旅行に備えましょう。

注意:マイルで家族分の席を取るのは難しい

実は、マイルを貯めていざ特典航空券を取ろうとすると大きな壁にあたります。それは、マイル利用の枠(座席)が限られているということです。
しかも、会員ランクによっては枠の開放時間が異なるのです。
特典航空券の枠が開放される時間帯ですが、上級会員枠(ダイヤモンド→プラチナ→ブロンズ)が先に開放されるため、一般ランクではまとまった席数を確保することは難しいのです。
対策としては、1人分だけでも枠を取って、残りはお金を払うか、パッケージ料金にマイルを充当するか、一念発起して上級会員を目指すかの3択です。

筆者はセルバンテスのドン・キホーテ並みに上級会員に挑戦し、5日で資格を取得しました。(馬鹿です)
理由としては、毎年飛行機を使って帰省する必要があったことと、上級資格が枠の確保以外にも恩恵が多かったためです。家族分をガッツリ取りたければ、上級会員を目指すことも選択肢となります。
特に、ハワイのビジネスクラスは上級会員資格をもってさえも激戦ですので、ハワイの特典航空券を取得したい場合は、上級会員資格の獲得をおすすめします。

マイルを貯める飛び道具:SPGカード

最後に、「旅行」というテーマでおすすめなのはマリオット系のSPGカードがおすすめです。年会費は税込34,100円とプラチナカードレベルの費用がかかりますが、マリオットをはじめとする高級ホテル系で大きな恩恵を受けられるクレジットカードがあります。しかもホテルポイントをマイルにも変えられる仕組みがあるため、汎用性の高いカードでもあり、筆者のメインカードとして大活躍しています。

まとめ

マイルは、目的地や座席グレードによって価値が大きく変わります。一方で、貯める方法を理解したり、継続して貯める必要があることから脱落する人も数多くいらっしゃいます。マイルを「もう一つの貯金」として別管理し、旅費をマイルで賄い、ドヤ顔で飛行機旅行をする姿をイメージしてコツコツ貯めていきましょう。

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