家計を改める

楽天経済圏とは何か?ECサービスの比較とメリット・デメリットを解説します。

日本国内においてネット通販の大手Amazonと楽天。
両社とも大変便利なECサイトですが、この記事では、楽天のサービスについて解説していきます。

楽天だからこそできる「経済圏」とは?

楽天の使いやすさは、「楽天ポイント」のカバー範囲の広さが一番のウリです。
EC、通信(携帯、ひかり)、電気ガス、ふるさと納税。楽天Edyは、電子マネーとして国内でも数多の店舗で使用可能です。

さらに、最近サービスインした「楽天Pay」によって、楽天お買い物マラソンで獲得できる「期間限定ポイント」の使用が可能となり、利便性がさらに拡大しています。

Amazonとの比較上、デメリットもある

ただし、楽天にもAmazon(プライム会員)と比べて弱点もあります。
1つ目は購入金額が低いと配送料がかかりやすい
2つ目は配送期間が相対的に長い です。

ですから、「少額」かつ「急ぎ」の場合はAmazonを使った方が便利です。
しかし、急いでいない場合は以下の特徴から断然に楽天の方がメリットが大きいと考えます。

比類なきポイント還元率~3つの合わせ技が可能

楽天では、サービス利用によって得られるポイントを広範囲で使えるとともに、他サイトでは比べ物にならないほどの高いポイント還元があります。

その理由は、以下の3つのポイント還元を同時に受けられるためです。

・SPUと呼ばれる、楽天サービス利用範囲に応じて付与されるポイント
・楽天お買い物マラソンと呼ばれる、期間限定のイベントで付与されるポイント
・5や0のつく日、39ショップと呼ばれる、特定の条件下で付与されるポイント
(SPU以外はエントリーが必要ですので、忘れないようにしましょう)

例えば、SPUとして楽天プレミアムカードを所持していると+5%付与、5や0のつく日(5日や20日など)に楽天お買い物マラソンが開催されていれば+2%、ショップ買い回り(10店舗だと+9%)が還元され、合計16%の還元があります。

定価の16%還元であれば他のセールと同様なのですが、すごいのは、50%セール品に対して16%が付与されたりするんです。
私が考える楽天の活用方法では、以下の2種類がおすすめです。

・お買い物マラソンのセール(半額商品など)

・楽天ふるさと納税

楽天利用時の注意事項

高い還元率を誇る楽天ですが、利用に際しては注意すべき点がいくつかあります。
特に注意が必要なのは以下の3点です。

SPUのサービスを余分に登録してしまう

SPU(スーパーポイントアッププログラム)は、
楽天カードや楽天銀行、楽天証券などなど、楽天サービスを利用すればするほど還元率が上がる仕組みになっています。ゲーム感覚でサービスを拡充できるため、目的(高い還元率)と手段(サービス利用)が変わってしまい、不要なサービスにまでコミットしてしまわないよう注意しましょう。

ポイント還元額に上限がある

初心者が見落としがちなものとして、イベントで得られるポイントには上限があります。
お買い物マラソンであれば1イベントあたり10,000ポイントですので、111,111円までの決済に収めることが最もコスパを高くします。また、会員ランクに応じてもイベントのポイント上限が異なるため、最大限に恩恵を受けたい場合は、最高ランクのダイヤモンド会員になっておくことをおすすめします。

楽天お買い物マラソンで買い過ぎてしまう

お買い物マラソンも、SPUと同じくゲーム性があります。
最大還元率(+10%)までコミットしようと、不要品や備蓄品に手を出すことがあります。余分な費用が発生するだけでなく、保管場所も取ってしまうので、普段から買い物リストを整えておく必要があります。

荷物が大量に届く

お買い物マラソンを完走すると、翌月から断続的に荷物が送られてきます。
多い時には、1日に4回~5回配送業者さんと顔を合わせることになります。
基本的に別々の店舗で購入するため、受け取る日時を集約する方が無難です。

まとめ

楽天は、驚愕するほどのポイント還元がある一方でイベント期間が限定されていたり、ポイントに上限があったりします。
まずは、無理のない範囲でSPUのサービスを利用し、買い物リストを作った後で楽天お買い物マラソンに参加する事をおすすめします。

筆者は、2020年中、50万円程度の利用で約19万円程度ポイント還元を受けています。
そして、利用額のうち36万円分は「楽天ふるさと納税」で得たポイントですので、実質2,000円程度の負担で、返礼品と10万円近くのポイント還元を受けています。

下手な副業をするよりも、ノーリスクで還元を得られるサービス、使わない手はないですね。

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