3人育児、みなさん、想像できますでしょうか。
子供が3人いると言うと結構な頻度で「すごいね!」や「大変だね!」と返ってきます。
事実、あちらこちらで親が対応を迫られ、毎日があっという間に過ぎていきます。一方で、3人育児ならではの賑やかさ、充実感は1人育児、2人育児とは全く異なるものです。今回は、関東、首都圏に住む3人育児中のパパが考える、3人育児のメリット・デメリット、育児のコツについて記載します。
基本情報
この記事は、こんな人が書いてます
・30代パパ(サラリーマン)
・ママは専業主婦
・子供は8y5y2y
・首都圏在住(賃貸暮らし)
3人育児の大変なところ
3人育児は、子供の我がまま、いたずら対応に四苦八苦。怒涛のように時間が過ぎ、パパもママも夜になる前にヘトヘトになることが多々あります。3人育児の大変さについて、具体的に記載してみました。
時間が足りない
まずは、お金以上に時間がない!ひとり時間がないことはもちろん、平日の登校、登園前や夕食~寝かしつけ時間は「カオス」と呼ぶに相応しい状況です。
お金がかかる
食費
子供が多いと食費がかさみます。ご飯をいくら炊いても足りません。成長期の家庭においては、5合炊きでは足りないレベルでよく食べるようになります。大人数になると、自然とカレーやシチューのような大皿料理が増えた感覚もあるため、大量消費へと変わっていきます。
衣服
次は衣類です。上記と同じで、成長期の子供はすぐにサイズアウトしていきますし、靴は毎月のように誰かの靴を買っています。
また、小学校高学年(子供によってはもっと前から)になると拘りが強くなり、親が選ぶ服では満足してくれませんし、お下がりを拒否される可能性も高まります。
教育費
教育費は、体操や水泳、塾や通信教育などのものから、私立学校進学、大学進学などの大きなイベントもあります。統計的には、国公立大学(4年生)でも500万円程度必要と言われているため、教育費の備えにも目を光らせなければなりません。
3人ともなると、塾や習い事の出費だけでなく、準備や送迎も大変です。我が家は上2人の習い事だけで、水曜~金曜は実家の力を総動員して送迎対応をしています。
移動が大変
子供3人、合計5人家族となると移動するにも一苦労です。車はミニバンクラスでないと手狭だし、車が大きいと駐車場代も高くなります。電車では一種の団体旅行に近いですし、飛行機旅行となると数万円単位で費用が膨れ上がります。
規格外
次に、飲食店の座席やホテルのベッド数、大体4人利用がMaxです。5人座れるとなると、パーティ席のような場所かザ・ファミレスしかありません。結果、待ち時間が長くなったり、追加ベッド料金が発生します。
平等を意識しなければならない
兄弟3人となると、色々なものに制限が加わります。小さいころはデザート、大きくなるとお小遣や子供部屋の割り当てなど、単純に1人1つと言えないものが多数存在します。子供の成長に合わせて、公平で納得してもらえる手段を常に考える必要があります。
3人育児の良かった点
賑やか
3人も子供がいると、基本賑やかです。むしろ騒がしいと表現した方が適切かもしれません。平和な時間が流れると逆に違和感を覚えますw子供は子供で主張しないと自分のいう事が通じないため、我が家では声が大きくなる傾向がありました。
子供の間で「社会」が生まれる
子供同士、3人いると力関係ではなく、いかに多数派になれるかを工作します。喧嘩をしても中立派の子供が仲裁してくれたりもするため、親が介在する機会は減ってきます。
上の子の成長が早い
3人目となると、上の子が小学生、または年中~年長の年齢が多いですね。赤ちゃんのお世話をするママやパパの様子を見て、上の子も参戦してくれます。お風呂の見張りや布団敷き、料理を手伝ってくれるため、戦力として育ってくれる一面も見られます。
時間配分のスキル、夫婦間の連携
そして夫婦間の連携です。3人育児は、大人2人vs子供3人の無理ゲーです。上手に連携して家事を回さなければすぐにゲームオーバーになってしまうため、夫婦間のコミュニケーション数が2人育児よりも増えました。お互い喧嘩している暇がないとも言いますw
拘りがなくなった
良く言えばテキトーになった、上手に手を抜く方法を考えるようになりました。ある意味、寛容になったと思う。逆に、子供の話をよく聞かないと怒られる時がたまに出てきます。
3人育児に必要なものとは?
上の子が手伝ってくれるようになるとはいえ、大人の手が圧倒的に足りません。病気やケガの対応など、負のイレギュラーが発生した際は途端に行き詰ります。パートナーがガッツリと育児に携わる必要はもちろん、バックアップとして実家の親の支援が受けられる距離に住むことも考えたほうが良いです。
そして、子育てで最も大事なことは「ママをリフレッシュさせる」ことです。パパはママのひとり時間創出のための努力をすべきと考えます。
筆者が3人目を望んだ理由
3人育児を望んだ理由としては、静かな家庭より、賑やかな家庭にしたかったです。それに奥さんが同意してくれたので、自分も頑張ろうと子育てに前向きになれました。
また、育児のスキルが相応に上がっていたことも背中を押しました。1人目の育児は手探りで奥さんの心労が絶えず、2人目の育児は同時育児に四苦八苦していました。しかし3人目となると大人も冷静さを保った状態で育児を行えるため、ようやく育児を楽しむことができるようになりました。奥さんの実家の近くに住んでいる点も大きいですが、3人目は心の負担が軽くなる、といったイメージです。
まとめ
3人育児を躊躇するご家庭が多いのは何となく肌身に感じています。もっとも大切なのはパートナーとの話し合いであり、3人目ができたらできたで何とかしようと前向きに考えることじゃないかと思います。
時間やお金の面では苦しい面がある一方、小さな社会が生まれることは子供達にとって大きなプラスだと考えています。